山口です。
神戸でカラーセミナーに参加しました。
カラーの講師達はこの人達。
東京で有名な方たちです。
僕も美容師してた時に何回もヘアカタとかに載ってるスタイルを作っていた方たちだったので少しテンションが上がりました。
今回のテーマ
今回のテーマは簡単に言うとお客様にデザインカラーを提案していきましょう、というのがオモテ面のテーマです。要はいつもと違うカラー、いつもと違う雰囲気にしていきましょうというのを提案出来るような事を学べる。
反対にウラ面のテーマはお客様のニーズを汲み取る言葉やカウンセリングスキルのお話でした。
このカウンセリングスキルのお話がとても勉強になりました。
真意を聞くカウンセリング
この真意を聞くカウンセリングとは何かと言うと「なんで?」というところを聞く事だそうです。
もっと詳しく説明するとカラーの時にお客様から「明るくしたい」と要望があったとします。
それを二つ返事で「わかりました、明るくしましょう。今が10トーンぐらいなのでこのチャートで言うとぉ・・・」と話すのではなくお客様にこう問います。
「なぜ明るくしようと思ったのですか?」と。
仮にその答えが「春だから軽く見えるようにしたいんです。」とか「いまの髪色が暗くて気分を変えたいから。」とか「ふんわり見えるようにしたいから。」とか。
そのお客様が「明るくしたい」と言った要望の裏にこれだけの真意が隠されているという事です。
という事はお客様はただ単に髪の色を明るくしたいのではなく軽くふんわりと見せたいから明るくしたいと言っているのかも知れないし気分を変えたいから明るくしたいと言っているかも知れないという事です。
じゃあ、軽くふんわりと見せたいからといって明るくしましょうは正解?
じゃあ、気分を変えたいから明るくしましょうは正解?
そうじゃなくてお客様は「〇〇な風に見られたい」と思っていてそれの選択肢がお客様の中では「明るくする」という手段になっているだけ。
けど単純に明るくするだけならホームカラーでも明るめの物を選べば明るくする事が出来るしそこを安直に明るくしましょうと提案するだけではお客様からは価値がわかりにくいという事。
そうじゃなくてお客様のニーズを汲み取りプロとしての施術プランを提案するのが大事。
その施術プランとはホイルワークであったりグラデーションであったり赤味を消して段階的に理想に近づけていく施術プランだったりケアで柔らかく見せたりボリュームを出してふんわり見せたりなど多くの手段がある。
そこを提案するのがとても大事なんだと思いました。
まとめると
カラーリングにおいてお客様の「明るくしたい」の真意を汲み取るのが大事。
なぜ大事かと言うとお客様の「明るくしたい」という要望は髪色を明るくしたいのではなく「柔らかく」だったり「ふんわり」だったり「ボリュームが出るように」という真意が隠されているから。
その手段としてお客様は「明るくしたらそういう風になれるかも」という事で「明るくしたい」と言っている可能性が高い。
そうじゃなくてプロとしての施術プランを提案するのが大事。
なぜ大事かと言うと髪色を明るくするだけならホームカラーでも充分に出来るから。
そうじゃなくてお客様のなりたいイメージを汲み取って施術プランを提示する。
その真意を汲み取る言葉が「なんで明るくしようと思ったのですか?」の一言。
これを聞くか聞かないかで大きく変わってくる。
「お客様の真意を汲み取る」
とても大事だなと感じたのでブログにしました。
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