マニュアル通りの接客

山口です。
休日に京都に服を買いに行きました。その時びっくりしたことがありました。そのびっくりした事とは¥8000ぐらいのTシャツを鏡で合わした時にありました。どういう事かと言うと僕がTシャツを鏡で合わせて、やっぱ違うなぁ。。。と首を傾げながらTシャツを畳んで半分ぐらい畳もうかという時に1人の店員さんが近寄ってきて僕にこう言いました。

「良かったら着てみますか?」

と。僕はその言葉に驚きました。何故かと言うと鏡で合わせてなんか違うなぁって思いながら畳んでいる姿をみてるのなら

「僕が畳みますよ。ゆっくりみてくださいね。」

と言うんじゃないだろうか?と思ってしまいました。
僕が心が狭いかも知れないですし誤解を恐れずに言うと、決して僕はその人が悪いとか駄目な人だ、って言っているのではなく

マニュアル通りに話をしているんだなぁ

と感じました。結局他に見るものがなく店を出ましたがこういう事ってもしかしたらサロンでも良くあるんじゃないかと思いました。
例えばシャンプーの時のお湯加減確かめる時に

「お湯加減大丈夫ですか?」

と聞く事が多いかと思います。僕も美容師時代そうやって聞いてました。お客様からしたら(いや大丈夫っていうしかないやん)「はい。」みたい。
もそうですしシャンプー終わり頃に

「かゆいところないですか?」

もお客様からしたら(かゆいところあるけどこの場所なんて伝えたら良いの?)「はい、大丈夫です。」みたいな。
カラー放置中に

「雑誌普段は何読みますか?」

もお客様からしたら(普段読まへんし、ていうかなんの雑誌があるの?とりあえず知っている雑誌言うてみよ。)「クラッシーかな?」とかそんな感じですよね。
そうなんです。マニュアル通りってこういう事ですし何処か違和感を感じるんです。
例えばそれをこういってみたらどうですか?

・「お湯加減大丈夫ですか?」→「お湯加減熱くないですか?ぬるくないですか?」

・「かゆいところないですか?」→「頭頂部や首の後ろなどかゆいところないですか?」

・「雑誌普段は何読みますかか?」→雑誌の一覧表を用意しておいて「必要でしたらお気軽にお申し付け下さい。」

など。これが必ず答えではないけどこういう事を考えるのが大事。
美容院に来て

受付→カウンセリング→お流し→カット→カラー→放置中→シャンプー→ドライ→仕上げ→お会計

とこの流れの各セクションでそういったマニュアル言葉が必ずあるかも思います。そこを今一度、自分ってなんて言ってるだろ?と考え直す事が大事ですし失客を防いだり居心地が良いサロンだな、と感じてもらえるお店になるんではないかと思います。
例えば今回僕が体験した事が服屋さんだったらすぐ店を出る事が出来きてそこまで気にならないですが

サロンの場合だと滞在時間が約2時間と長いです。

そのちょっとした違和感が2時間後には大きなストレスに変わって、仕上がりは良かったけどなんか違うな?となってしまう。。。せっかく一生懸命したのにこんなもったいない事ってないと思います。
こんな事を美容商社としてサロンさんにしっかりお伝えしようと思います。

ぐっさんのブログ

神戸の美容商社で営業マンとして働いています。 このブログでは営業マンとしてのノウハウや、時事ニュースなど取り上げていく雑記スタイルです。 宜しくお願い致します。

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