人が辞めない環境作りの考え方

山口です。
12月に入ってだいぶ寒くなりました。特に神戸市北区は本当に寒くて同じ日付でも神戸市北区と神戸市中央区では気温差が3℃あるぐらい北区は寒くて吐く息も白いです。将来は寒くないところに住みたいなぁと毎年この季節は思います。
先日、今までの卒業生を集めた美容学校の同窓会がありました。久し振りの同級生と会って将来の話をしたりしてとても楽しかったです。
その宴の終盤に美容学校の卒業生でいま現在オーナーをしている方達が前に集められました。そこで代表して1名スピーチがありその内容を聞いていました。
どんな内容かと言うと
これから若者が独立する中で一つ考えてほしいという内容でした。何を考えるかと言うと

"本当にお客様と周りの幸せのために独立するのか"

それか

"いまの環境が悪くてやむ得なく独立するのか、儲けるために独立するのか"

そのどっちかを考えた上で

後者なら独立しないでほしい。

というような話と(人がやめない環境作りが必要)というような内容でした。
言っている内容も間違ってないし、そうやなと思いました。
でも、何か違う。

"本当にお客様と周りの幸せのために独立するのか"

それか

"いまの環境が悪くてやむ得なく独立するのか、儲けるために独立するのか"

の部分を自分自身がまず語れていない。人にはそんなんは駄目だと言うけど自分自身はどうだったの?そこを語らないと誰も聞かない。聞く耳を持たない。
そういう風に思いました。
後者の場合でよくある話が30代の中間世代や店長陣が独立や転職でごっそり居なくなって残ったのはオーナーと20代前半のスタッフばかり、もちろんオーナーの年齢は上がっていくが入ってくるスタッフの年齢は若くてどんどん年の差だけが離れていく、けどその方達が中間世代になったらまた退職する、そうなると一向にオーナーとの年齢差は埋まらず意思疎通が難しくなるし理念や物事が伝わらなくなる。

そんな状況のループ。

要は中間世代が辞めないような仕組みを考えていますか?という事です。当社の代表に辞めない仕組みについて教えてもらいました。
その仕組みっていうのが

・適正な労働対価を与えているか?⇨給料➕時間➕必要とされているか=やりがい

・5年先のビジョンを共有しているか?⇨新ポジションや新事業をする事によってどう会社が変わってシ従業員にどう還元されるか

・本音で会社の事や自分自身の事を語れているか?⇨自分の考え方やプラン、会社の状況などを語れるか

に尽きるとの事です。
僕の場合、今勤めている会社は勤続年数が10年を超える方が8割居て美容商社としては異例中の異例だそうで本当に人が辞めない会社です。考えると上記の3点が出来ているからだと身をもって感じますし代表が必要以上に贅沢をしない事も関係あるのかなと思います。
代表の家は中古マンションで車も国産の中古車で昼ご飯はもっぱらうどんとほぼ社員と変わらない生活をしていますし社員の方が良い家に住んでいるケースもしばしば。

自分の贅沢よりも社員に還元、事業に投資

と本当に頭が上がらないです。そんな姿勢や考え方が人を辞めさせない環境作りにも関係しているのだと思います。
よくあるのがオーナーは高級外車に乗って高級時計もギラギラ、それを横目に店長陣はチャリンコで出勤。そんなんを見せられたら人間ですから良い方と悪い方と色々思う所もあるはずですよね?

※決してチャリンコを否定している訳ではありません、例え話です。

結局何が言いたいかと言うと人が辞めない環境作りはその言葉だけを言っても只の綺麗事でしかない。まずは本音で語り行動が伴って初めて人が辞めない環境作りの一歩が始まる。そんな事を当社の代表と話していた時に気付かされたのでブログにしました。



ぐっさんのブログ

神戸の美容商社で営業マンとして働いています。 このブログでは営業マンとしてのノウハウや、時事ニュースなど取り上げていく雑記スタイルです。 宜しくお願い致します。

0コメント

  • 1000 / 1000