山口です。
凄く綺麗な西宮浜の夕焼け。最近夕焼けが凄く綺麗に感じてきてつくづく感性が変わったなぁと実感しました。たとえば味覚でもそうですが昔はコーヒーが飲めなかったのに急にコーヒーのブラックが美味しいと感じたり、ビールが苦手だと思っていたら突然ビールが好きになったりなどいろんな変化があるなぁと感じます。
感性が変化する中で"言葉"の力も変化してきたのかなと思います。自分が何気なく言った事や意図して言った事、言ったけど違う伝わり方をしてしまった事など沢山ありますし、年齢を追う毎に"言葉"の重みが増してきたなと思います。
金八先生の名ゼリフでも「人って言う字は」とありますがその当時の武田鉄矢が言ったのとその当時を振り返って本人が今同じ事を言っても伝わり方や説得力が全く違うと当社の代表が言っていました。何故かというと年齢による"言葉"の重みが増したから。
そうなんです。僕ら営業の仕事もそうですが"言葉"が
商売道具
です。
その"言葉"を誰が誰に使うかによって伝わり方や受け取り方が変わってきます。例えばオーナーさんと話す時は相手は代表取締役で要はお金を払っていて決裁権を持っている方です。そこで決裁権の持っていない若手の営業マンがその方に話せる内容って数少ないですし、話の内容によっては受け入れてくれない可能性もあります。要は「代表取締役」と「社員」という立場が違うからそういう事が起きるのです。
しかし仕事をする上でその立場の違いは仕方ないとは言ってられないのでそこで使う営業テクニックが
「立場を借りる」
というのがあります。
どういう事かと言うと立場が違う方と話す時に話の頭に「弊社の代表も言っていたのですが」とつける。そしたら同じ言葉を伝えるのにも聞く耳を持ってくれやすい、そんな事があります。
例えば「弊社の代表も言っていたのですが⚪️⚪️のような事って御社でもありますか?」というような感じです。使い過ぎは禁物ですがそんなテクニックがあります。
じゃあ、このテクニックをサロンで使う時って
「男性美容師が女性のお客様に」「女性美容師が男性のお客様に」「若い方が年配の方に」
という事になります。
例えば女性美容師が薄毛の男性に悩みを聞く時に「ハゲてますね」とは言えないので「私の旦那が薄毛で⚪️⚪️で悩んでいるのですがそんな悩みってありませんか?」と聞いてあげる。そしたら性別という立場が違うけど聞く耳をもってくれやすくなる。そんな感じです。
よくあるのが男性美容師で女性にスキンケアやメイクなどをお伝えする際に話のきっかけがわからないという事を聞いた事があります。その時も「彼女から聞いたのですが」とか「母親から聞いたのですが」とか立場を借りてみて下さい。聞く耳をもってくれますし返ってくる答えも変わりますから。
結局何が言いたいかというと立場は違えど伝える方法はいくらでもあるし性別が違うから、とか環境が違うからとかそういう事を言うのではなくどうやったら伝える事が出来るか?その方法は?と考えるのが凄く大事。
そんな事を西宮浜で自分自身も"言葉"の伝え方を考えさせられたのでブログにしました。
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