カラー剤が凄く安くなってますよね。
それは当然の流れと言えば、当然なワケで。。。
技術料金が下がっている傾向(2017年度は下がった所と上がった所が両極端ですが)にある中で、その商材を販売している側からすると、なかなか材料費の据え置きと言うのは難しいのかなぁと感じています。
カラー罰金って有りますか?
カラー罰金って言うのは、カラー剤やストレート剤やパーマ剤などを作り過ぎて、余らせてしまった際にそれを『罰金』としてg単価で¥10とかやったかな?
まあ、それぐらいなんですが、1ヶ月まとめた分をスタッフで均等割して、補填するという制度ですね。
これが意外とキツかったりします。
忙しくて、スタッフ数が多いサロンだと1ヶ月の薬剤の残量って結構あります。
僕の経験上、スタッフ数12〜14名で月のカラー罰金がg単価¥10として、1人辺り¥3,000ぐらいだったので、結構な量です。
ひと月ですよ?
って事は12名✖️¥3,000で¥36,000。
g単価¥10なのでひと月の残量が3600g。
ひと月で、3キログラム強が捨てられているって事で、よくよく考えるとかなり多いですよねー。
ただね、残量を罰金にしたからと言って、意識が上がり、薬剤の残量が減ったかと言われると全然、関係無いんですよ。
むしろ謎の支払いにイラっとするから、自分がちゃんとやっていた場合に、矛先が残量をよく余らせる他のスタッフとかにいってしまいますよねー。
g単価 ¥10の謎
あとg単価¥10って割高過ぎませんか?
だってカラー剤の単価って下がってきてて、大手の所だと20%引き、30%引きとかザラにあるじゃないですか?
って事はカラー剤の定価が80g ¥700として間を取って25%引きだと¥525。
¥525のg単価は¥6.5。
カラー罰金に置き換えたら《g単価¥10》が《g単価¥6.5》に。
って事は僕の経験上の数値のひと月辺り¥3,000の支払いが¥1,950に。
年間で¥36,000の罰金が¥23,400になり、¥12,600安くなる。
こんな感じちゃいますかねー。
何回も言いますが、これひと月で1人辺りです。
後はパーマ剤とかストレート剤なんかはカラー剤と比べると、もっとg単価安いですからね。
まあ、カラー罰金の是非があるとしても思う事として
《ディーラーには安く仕入れを要求し、スタッフにはカラー罰金と称して、高く請求する》
ってどうなんかな?って思いますけどねー。
そもそも薬剤を余らせないって事が一番な訳ですが、罰金制度がその抑止力になるとは言えませんよね。
むしろ支払う度に不満が募るだけだと思います。
薬剤使用量のガイドラインを設けてみては?
例えばカラー剤ならショート、ミディアム、ロングでの使用量の設定。
それをウェット塗布の時、ドライの塗布の時の使用量を粗方決める。
で、お客さんのカウンセリングが終わってから、カラー剤を記入する時に、使用薬剤と《g数》を記入を徹底する。
カラー塗布の際に、足りなくなった場合で他のスタッフに作り足しを頼む時に「ちょっとだけ!」とか施術者しか分からない何となくの感覚で頼むんではなく、『総量で10g作って!」って言う風にするとか。
作り足しを頼まれるスタッフも「何g必要ですか?」って聞く様にするとか。
カルテにカラー剤のg数が書いて無かったら、作らない様にするとか。
そもそもカウンセリングして、長さをどれだけカットするのか、毛量、毛質などを把握しているはずの技術者がカラー剤のg数を予測すら出来ていないなら、周りのスタッフはもっと分からないですからね。
そういうちょっとした意識が材料の無駄遣いを減らすんじゃないんかなぁ。
結論、僕の意見としては、そもそもカラー罰金は不必要。
何の抑止力にもならないから。
それなら、残量を減らせる様なガイドラインを作って、それを徹底していく方がより建設的じゃないんかなぁ?
最悪、罰金制度を設けるとしたら仕入れ額から値引き分を割り引いて、やるとか。
そうじゃないと折角、働いた給料から毎月¥3,000とか引かれたらテンション下がりますからね(^◇^;)
あと値引き入っていて割高請求が分かると、余計に不満が出てくるから、そこはちゃんと説明してあげないとね。
以上
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