(再)今の時代は動詞の経済

山口です。
先月、SNSを使ったマーケティングのセミナーにいきました。
SNSを使ったマーケティングというと難しく聞こますが簡単に言うと"スマホの普及で情報が加速度的に増えていっている、その中で他の情報に埋もれずにいかに自分個人の発信した情報が相手に届き、それがどう伝わるか"という事です。
なぜそんな個人の発信が大事かと言うと理由は一つです。企業の発信、広告よりも個人のつながりが強くなっているからです。

以前は企業だけがTVやCMで情報を発信をしていましたがスマホの普及で個人がSNSを使う事により個人の発信が出来るようになった結果、個人のメディアが出来上がりました。

するとどうなるかと言うとここ数年でビジネスを取り巻く環境が大きく変わったということです。

スマホの普及、価格競争、商品の同質化、少子高齢人口減少、ウリが同じな競合店の増加

など挙げればキリがないです。要は商品という"物"ではどこも高品質、品数、種類も多く、消費者からすると違いが分かりにくくなったという事です。
という事は"物"が足りない時代は良い商品を売っていれば売れました。自動車が高嶺の花の時代は"自動車"というだけで売れましたし、時計も"時計"というだけで売れました。もっというなら新商品、新サービスというだけで売れました。
要は名前だけ、つまり

名詞だけで売れました。


次に"物"が一通りいきわたり"物"の豊かさに満足しなくなった消費者に対して企業は"付加価値"を付けるようになっていきました。商品にデザインという"付加価値"をつけたり多機能とつけたり、こだわりとつけたりです。例えば↓
かっこいい車
材料にこだわった料理
高級な時計
アメリカ直輸入の服
など"付加価値"を中心とした

形容詞で売り出していきました。


そんな消費の移り変わりを経て今は"物"と"情報"が溢れています。そんな中で選ばれるためには"コト"が大事です。

つまり動詞が大事です。

どういう事かというとお店で"物"を売るのではなく、かっこいい車を乗る事でその人がどんなライフスタイルが手に入れられるか、または高級な時計を身に付ける事で周りから見た時にどう見られてどう変化するか、など"物"ではなく"コト"を売るのが大切だと言うことです。
しかもそれが今までは企業の発信でしか知り得なかった情報が

SNS(Facebook、Twitter、LINEなど)個人が様々な情報ツールを持つようになります。

そこで情報を発信し、交換し、商品を使い、それを評価するそんな消費活動が起こっています。
要はたくさんの情報源があり企業の一方的な発信よりも知り合い、友達、信頼するブログを書いている人の情報を信頼するという事ですね。だって見ず知らずの人から買うよりも友達から買う方が信頼できますよね?そういう事なんです。
だから普段の美容商社としての仕事も新商品という"物"じゃなく"髪と頭皮が綺麗になるこだわりの成分が入っているシャンプー"という形容詞ではなく"新商品で、尚且つ髪と頭皮が綺麗になり、それを使う事によってお客様と10年後もお付き合いが出来るシャンプー"などという動詞での伝え方をしようと思いました。
情報の波に埋もれずに有益な情報を発信できるように常にアンテナを張っていかないといけないなと感じた1日でした。


ぐっさんのブログ

神戸の美容商社で営業マンとして働いています。 このブログでは営業マンとしてのノウハウや、時事ニュースなど取り上げていく雑記スタイルです。 宜しくお願い致します。

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