山口です。
京都に紅葉と街をぶらりと歩きにいきました。普段、仕事で京都に行く事が多いのですが時間を気にせず遊びにいくのは今まで2.3回目ぐらいでしょうか?それぐらい少ないです。
ほんとに紅葉って綺麗だなぁと思いました。
空気も澄んでいてつい深呼吸してしまうぐらい良い気が巡っている街だなと感じましたし、そんな街だからこそ京都っていうだけで価値があるのかなと。
例えば"京豆腐""京和菓子"など。
"京"の文字が付いただけで美味しそうに感じたり上品に感じたりする。
地名が価値になるなんて日本でどれぐらいあるでしょうか?
"京"という冠があるからこそ商品が映える。凄い事だと思いますが人の場合はどうでしょう?
・人の場合だと「大企業◯◯に勤めているサラリーマン」
・美容師さんだと「有名◯◯サロン出身のオーナーが手掛けるサロン」
・官僚の方だと「◯◯省所属の。。。」
たしかに響きは良いですがそこを全面に押し出すのって個人的にカッコ悪いなと思います。
だって「人」じゃなくて「冠」で選ばれているから。
どういう事かと言うとその冠を外した時に誰も残ってくれないからです。
僕が大きな企業の商談にいく事に怯えていた時救われた言葉がありました。いま勤めている会社の代表の言葉で「どんなに偉そうにしていても服を脱いで時計も外して乗っている車を降りて家から出た時に人はみんな一緒で大差ない。」
と教えてくれました。その言葉で肩の荷がおりました。そうなんです。皆、同じ人間なんだと気付きました。
結局その冠を取った時にどれだけの人が残って支持、応援してくれるか。
その周りに残ってくれる人や恋人や家族が大事だという事です。
あなたという人が好きだから。
逆も然りで悲しいかな、その冠で人を選んでいる人が要るのも事実。結局それは自分に返ってくる。そんな話を聞きましたのでご紹介しますね。
とある民間企業に勤めている知人男性が男女の食事会にいったそうです。そこで出会った公務員の女性ですが一目見て綺麗だ!と感じたそうです。気分ウキウキでそのまま話を続けていたそうですが段々、違和感を覚えてきました。
どんな違和感かと言うと何となく見下されているのような。。。何が!と決定的な事は特になくそのまま過ごしていたそうで更に女性の話を聞いていると「3年程彼氏が居ないそうで周りから冷たそう、とか高飛車に見える」と相談を受けたそうです。
そこで何でだろうと考えていたら気付いたそうです。その女性はやたらと「公務員」というのを言葉の節々に入れてくるそうです。更に決定的だったのが出会いがないと話題にしていたらその女性が
「民間企業に勤めているのに出会いってないんですか?」
と言われたそうです。その知人男性は怒って
「そんなんだから彼氏が出来ないんですよ」
と言ってお店を出たそうです。
要は相手の
職業、ステータス、地位
だけを見てるから自分のそのセコイ部分が隠せずに言葉と表情、仕草に出てしまい結局、男性を遠ざける。
そういう事です。もちろんそれでも寄ってくる人は居ると思うのです。
それも同じような考え方で同じような感覚の人が。でもそんな人は少し年齢を重ねたり老化するだけで離れられてしまう。
その人を見ていないから。
少なくとも自分はそんな人とは関わりたくもないし会いたくもないです。いま周りでお付き合いしている方たちは少なくともそんな人達は居ません。だからこそ魅力的な人間になるために"冠"を輝かせるのではなく"自分"を輝かせるために日々行動をしていこうと思います。
結局何が言いたいかというと自分の"冠"を外した時に沢山の人が残ってくれるような人間関係を作る事が大事。そのためには自分を磨き続ける事と人を"冠"として見るのではなく"人"として見るのが大事。
そんな事を考えていたのでブログにしてみました。
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