山口です。
今日はサロンさんで講習会がありました。内容はメイクスキンケア講習でした。
※縦向きですみません。
なぜ美容院でメイク、スキンケアの勉強をするのかと言うと女性のお客様との"共感力"が必要だからです。
どういう事かというと凄くベタな事を言いますが人口減少、少子高齢、40代の女性の増加、就労人口が20代と40代が75%を超える高水準で価値観の変化がある。。。など
耳にタコが出来るぐらい聞いてるし、わかってるわ!
って感じやと思います。
じゃあ、そこに対してベタですが対応力、カウンセリングスキル向上、共感力などを向上していくのが大事だと言われていますしもちろんそれもわかってるよって感じですよね?
更に最近、若手の美容師さんの売上が上がらないと業界ではよく言われていますし実際にサロンにお話を聞いてもそこで悩んでいる方が多いです。40代、50代ぐらいの人は
「最近の若い人はガッツがない」
や
「高い車を買って自分を追い込む、それやったら頑張るしかないやろー?」
とか
「俺の時代はもっとやってたで。」
などを言っています。
じゃあ、それを集客が出来る、もしくは指名が付くようにどのようにアドバイスされていますか?と聞くと
「うーん、お客様を喜ばせる事やなぁ」
とか
「普通にやってたらお客さんつくやろ?」
とか
「本人に考えさせるように基本的に任せてるわぁ。」
とかそんな答えが返ってきます。
僕はその時にいっつも思うのが、喜ばせるってどうやって?って思うし、普通にやるって普通って何?ってなるし、任せてるわぁ、って質問の意図わかってますか?ってなるし具体策は?ってなるんですよね。
残念ながらそういう答えが本間に多いんです。だって20年前の男性美容師が求められていた時と、今って明らかにニーズが違うし客層、年代も違う、集客ツールも違う、情報も違うし相場も違う。
そこを踏まえた上で指導が出来ていますか?
と疑問に思います。
更に言うなら若手が出来ていない!と言う人に限って自分の指名のお客様の事を「俺のお客さんがぁ」とかって言うんですよね。
いや、全然違います。お店のお客様です。
って思います。だって少なくとも過去に辞めていったスタッフの引き継ぎなどが少なからずありますよね?
お客様からしたら、誰に頼んだら良いかわからないからそこで推薦された人を指名する、当たり前ですよね?
もちろん引き継ぎを受けるのも日頃の行いと実力のうちですし、その方が一回来られて気に入ったって事やろ?って事はすごくわかります。
ただ僕ら美容商社もいろんなサロン様を担当させて頂いています。そんな営業マンの一つのバロメーターとして流行っているサロン様、もしくは複数店舗を持っているサロン様を担当させてもらう=良い営業マンの証というような事が正直あります。
僕も運良くそういったサロン様を担当させて頂いていますが決して
「俺のサロンがぁ」
などは言わないです。そんな事これっぽっちも思わないです。
むしろ今までの約40年の歴史がある会社に勤めてたまたま担当させてもらっているだけ、そこに感謝!そんな考え方です。
僕の友人でも
某大手の車営業のトップセールスマンの友人がいますがそんな考え方です。
彼らの世界でも引き継ぎなどで良い取引先、お客様をもらった営業マンは「棚ぼた営業マン」と揶揄されます。※棚から牡丹餅→思いがけぬ幸運が訪れること
そういうマインドだから喜ばれるためには考えるし感謝するし、そこがあるからこそトップセールスマンに君臨しているのだと思います。
結局何が言いたいかと言うとオーナー美容師さんでも
「今の時代、若手と同時にデビューしたらどっちが指名多くつくかわからへんわぁ。」
って言っている方の方が感覚としてまともだし、時代を理解してるなぁ、と思ってしまいます。
要は今の話を踏まえて時代に合わせて、それを理解して指導出来ていますか?
出来ていないのは伝わっていないということ
伝わっていないのは言っていないのと同じ。
そういう事です。
僕も今の会社で後輩が居るのでそこを念頭に置いて伝えていこうと思います。
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