男性美容師がこれから出来る事を真剣に考えてみる

2019年4月時点で美容学生の入学者数の男女比率が発表されました。

その結果
男性25%
女性75%

と、ここ10年近くで男性の比率は5%も数字を落とした、そしてこの傾向は止まる事は無いだろうと予測されます。


美容師はそもそも女性の仕事?
美容師の歴史は古くは女性が女性の髪の毛の、髪結いから始まったと聞きます。

そこから、主婦、パートの方が片手間で出来る仕事としてカーラー、ウェーブ、パーマを筆頭に仕事として成り立って来ました。

そこでカラーのニーズが高まり、やがて髪結いから主婦、パートの片手間ではなく、本業で且つ、カラーの進化と共に男性も出来る仕事として美容師は変化をしていきました。

美容学校に訪問し、リアルに僕が肌で感じた話
冒頭に書いた様に男女比率は男:女=25:75

その美容学校の中でも美容師を志す割合は約3割。

美容師を志す人数を按分すると生徒が100人の場合

男7人〜8人
女22人〜23人

が美容師を目指す。

残りの男17人、女77人はどうしよっかなー?って状態。

女性はそれで良いというか仕方が無いと思う。

女性の場合は稼げるかは別にして、ネイル、マツエク、エステ、メイク、着付など横展開が非常にやり易い。

男性の場合は今でこそネイル、マツエク、メイクは出来る様になったんだ!と聞いても、それは一部の特別な人しかその分野に移っても稼げないのが現状。

つまり何が言いたいかと言うと、美容師=女性の仕事という様に原点回帰しているのだと感じる。
共感力が求められている
大体、美容室を利用するお客さんの男女比は男:女=12対88ぐらいの割合と圧倒的に女性が来る事が多いので、女性の同性同士ならではの「共感力」という点で男性が勝るのはかなり厳しい。

「男性目線」「モテ髪」というのも、ほぼ死語になっていて、それよりもサロン内で女性同士の女子会トークの様な気兼ねなく何でも話せる事が今の女性には求められているのかも知れません。

現にサロンさんの話を聞いていても、お客さんからの予約時に「女性指名で!」と目にする事がここ5年から6年で圧倒的に増えたと聞きます。

たぶん、新規の女性のお客さんの新規指名がある場合はこんな感じの割合になると思う。

・「女性指名で!」80%
・「店長orオーナー指名で!ベテラン指名で!」20%
・「男性指名で!」ほぼ0%
※SNSでガンガン集客してるのは除きます

設立3年ぐらいのサロンでも男性オーナーよりも、立ち上げメンバーの女性スタイリストの方が売上が断然高いというのも事例として実際に有ります。

某ウェブ広告上でスタッフが男性だけだと、お客さんに圧迫感があるから、在籍していない女性スタッフを掲載している所もあると聞きます。

いま勢いがあると言われているサロンは女性の方が支持されやすいだろうと、それを見越してだろうけど、女性ばかりを募集してるサロンも有ります。

だから、その現状を踏まえて男性美容師が今考えないといけない事は女性よりも優れている部分は何処なんだろう?と強みを見つける事が重要になってくると思うんです。
男性美容師の強みとは?
美容師をやる上での
・男性としての強み
・個人としての強み
この2つを改めて棚卸をする必要がある。

僕が考える男性美容師の強み
・提案力と課題解決能力、ロジカルに伝える力

これらだと思います。

お客さんの悩みを聞き出し、なりたい姿を聞き出し、ゴールを想像させる能力、そしてそれを伝える力。

これは男性美容師の強みだと思います。

女性美容師の強みは同性ならではの圧倒的な「共感力」です。

極端な話「このカラーめっちゃ可愛くなーい?」
で同性だから伝わるし、共感される。

この圧倒的な共感力に男性が勝って行くには、ただひたすらに提案出来る幅を広げる為の技術の勉強、それを言葉にして伝える力、後は女性の事を勉強する、この辺りが必要になって来ます。
女性の事を勉強ってなに?
女性の事を勉強するには「各年代の雑誌を読み漁るんだ!」とか、そんなんだけじゃ全然ダメです。

リアルにプライベートで女性と出会う、出会い方から既に勉強。

そして実際に会ってみる、会話する、仲良くなる、というのをやらないと女性の勉強なんか出来ません。

なので、技術も勿論大事ですが、それだけじゃなく女性の事を勉強出来る環境を自分自身で作ってみた方が良いんじゃないだろうか?

以上、趣味がコンパのぐっさんからの提案でした。

飲み会で「仕事中なら喋れるんだけどなー」とか「鏡越しじゃないと緊張して上手く話せない」などヌルいこと言ってる様じゃあかん。

そもそも、出会いが無いんです、って人は僕が誰でも直ぐに出来るやり方をお教えさせて頂きますね。
まとめ
これからの美容師業は女性の仕事に原点回帰しつつある。

女性の強みは約9割弱を占める女性のお客さんに対しての「共感力」が強み。

一方、男性の強みは提案力、課題解決能力、伝える力、が強み。

それを鍛えて行くには技術の幅の勉強、伝える力、女性の事を勉強するのが必要になってくる。

そんな話でした。

でわ。

山口 智広
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ぐっさんのブログ

神戸の美容商社で営業マンとして働いています。 このブログでは営業マンとしてのノウハウや、時事ニュースなど取り上げていく雑記スタイルです。 宜しくお願い致します。

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