それはディーラーのせいなの?失客について

どうも、ぐっさんです。

今回は『それはディーラーのせいなの?失客について』について話をしていきます。

どんな話か、結論から言うと「パーマ液を新しく変えて、長年やっているお客さんに上手くパーマが当たらなくて失客した。その原因はお前たちだ」って話です。

詳しくお話をすると、前述の通り、あるパーマ液が廃盤になって(7年以上前のもの)、新しいパーマ液を案内させてもらったんです。

スペック的には廃盤になったパーマ液と"ほぼ"同等クラスのパーマ液です。

それを資料で説明とサンプルの案内してもらいサイズも現品サイズなので、5〜6人分ぐらいは試せる内容量の物を渡しました。

それから数週間後。

「パーマ失敗して、失客した。どうしてくれるんだ。」と。


で、話を聞くと、その失客したお客さんに新しい薬剤をいきなり試したらしくパーマが当たらず失敗したとの事で結論部分の「お前たちのせいだ」とお叱りを受けるわけです。

勿論、販売する側の勝手な都合で廃盤になったりするのは申し訳ないとは思うけど、新しい商品や技術が出来て、古い物が無くなっていくというのは、普通の流れなんじゃないんかな?

だってさ、今になって、板で挟んで縮毛矯正する人はおらへんやろうし、アッシュやマットなどの色味なども無くただ単に明るくするだけのカラー剤を使ってる人なんかも居ないでしょう?

マジックカーラー付けたまま寝る人もおらへんやろうし、ローションでウェーブ作って固める人なんかも居ない訳でしょ?

それが何でかというと、商品や技術がアップデートされて「より早く」「より良く」という様に便利になってるからなんですよ。

車でもトヨタのボロボロのカローラなんか世の中に走ってないでしょう?

それも、プリウスやら新しい車が出て来たからこそボロボロのカローラが走ってないんでしょう?

だから、古い商品や技術はアップデートされて至極、当然なんです。
料理人が知らない調味料をいきなり使うか?
凄く疑問に思うんです。

そもそも、口頭で説明を受けただけの商品、しかもシャンプーならまだしも、失敗のリスクがある薬液をいきなりお客さんに使うのか?って。

料理人でもさ、知らない調味料をお金払ってる客の料理に「分量はこれぐらいかなー♩」って言って、入れないでしょ?

まずは新しい調味料の味見をして使えそうなら、実際の料理に失敗の無い範囲で混ぜていって、あれこれと調節をしていくのが普通じゃないんかな?

だから、今回の件の新しいパーマ液に関したら、いきなりお客さんに使うなんてのは、あまり考えられないですね...。

普通ならウィッグ、毛束、モデル、事前説明して了承して貰ってから試すとかでしょう。

ましてや、新しいの買って下さい!って伝票切ったわけじゃなく、あくまでもサンプル(無料)で、容量も1人試せるか試せないかのケチくさい容量じゃなく、5〜6人分ぐらい試せる内容量を用意してるのに、いきなりお客さんに試して失敗して、それを販売してる側のせいにするって...。

そんな経験6年ぐらい営業やってるけど、初めてです。

というか、自分も美容師やってる時にいきなり新しい薬剤使うの怖いから、モデルさん呼んだり、毛束染めたり、先輩の仕上がりとかを見て、勉強してからでしか新薬を使った事が無いし、それが普通やと思ってました。

ろくに売上を上げれなくて、美容師を辞めた僕ですらそんな感じですよ。笑
本当の失客の原因は?
今回の本当の失客の原因って「パーマが失敗した」というのが表面的な原因かも知れないんですが、本質的には『知らないパーマ液をいきなりお金払ってるお客さんに試す』という様な感覚が本質じゃないんかな?と思うんです。

「いつもやってる人だから大丈夫♩」って感じなんですかね?

そういう寛容な人も中にはいると思うんですが、失客の8割の理由は「何となく」ですよ。

現状で新規失客率7割、既存失客率2割と言われている中で、新規既存とそれぞれで失客する8割の理由が「何となく」です。

だから「いつもやってるから大丈夫♩」なんて思いながら、新薬を黙って試してみるのは、かなりリスクがある事じゃないんかな。

事前に客さんに承諾を取っているなら良いとは思うんですけどね。

ただ、今回のまとめとして、パーマの失敗は表面的な理由で、本質的な理由は「いつもやってるから大丈夫♩」という感じの、その脇の甘さが回り回って、失客したというのが今回の失客の本質なんだと思う。

以上。

ぐっさんのブログ

神戸の美容商社で営業マンとして働いています。 このブログでは営業マンとしてのノウハウや、時事ニュースなど取り上げていく雑記スタイルです。 宜しくお願い致します。

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