山口です。
最近、手に入れた本ですがおもしろいんです。
何がおもしろいかと言うと誰にでも当てはまる「雑談」=「会話」について書いてあります。
この本です。
この本の中身を少し紹介したいと思います。
初対面の方との会話は誰でも緊張するもの
生活する中でよく耳にする言葉でこんな会話って聞いた事ありませんか?
「私、人見知りなんです。」
という言葉。まるで枕詞のように使われていますよね?
ちなみに僕も大いに当てはまりました。たしかに言っている。
でも、自分がそう思っていても意外と初対面の方や仲の良い方に「人見知りなんです。」と言ったとしても「うそー?そんな風に感じないけどね。」と言われたりします。
それを受けて自分でも「そうかなぁ?」と腑に落ちない事がありました。
でも、それについて納得するような事がこの本に書かれていました。
その内容とは
《自分の事を人見知りだと思っている人はコミュニケーションに高い理想を持っている人。つまり自分のコミュニケーション力はまだまだだ。と感じてしまうから自分の事を人見知りだと思わずにはいられないのだ。》
と書かれていました。
要は人見知りだと思っているのは他の誰でもない自分が思っているだけで周りからするとそんな風に感じていない事がほとんど。じゃあ、なんで感じるかと言うと自分はコミュニケーション力に対してこうだ‼︎という理想が高いという事です。という事はまだまだ伸びしろがあるということ。
そのコミュニケーション力を伸ばす方法がこの本には書いてありました。
会話のタテ軸、ヨコ軸
会話にはタテ軸とヨコ軸というのがあるようです。
簡単に言うとこういう事です。
・タテ軸は《話題の深さ》
・ヨコ軸は《話題のバリエーション》
という事です。このバランスによって会話は成り立っているそうです。
まずはタテ軸とヨコ軸の概念がない会話例を見ていくとこういう事です。
自分「今日は寒いですね。」
お客様「そうだね。今年一番寒いみたいですよ。」
自分「そうだったんですか。だからこんな寒かったんですね。マフラーなどが必須です。」
お客様「そうですね。そんな日だからマフラーは必要ですね。」
自分「えっと・・・それで今日は・・・」
みたいな感じです。
たしかに自分もやってしまっているなぁと感じます。
でその時思っている事はこんな事。
《いきなり仕事の話するのはなぁ・・・まずは誰でも当てはまる事を話題にして・・・(あかん‼︎沈黙になりそう‼︎自分どんだけ会話下手やねん‼︎)「所で今日はこんな話で・・・」》みたいな感じです。
じゃあ、タテ軸とヨコ軸を意識した会話例を紹介します。
自分「今日は寒いですね。」
お客様「そうだね。今年一番寒いみたいですね。」
自分「だからこんなに寒かったんですね。丁度今週末にボードにいく予定なんですが雪の状態が良さそうです。ボードなどしますか?」
相手「そうなんですよ。先週、岐阜のあたりにボードをしにいきました。」
自分「岐阜・・・素敵ですね。あの辺りだとボード終わりの温泉も良いですね。」
の様な感じです。
今のは会話のバリエーション、つまりヨコ軸が「寒い」からどんどん変わっていったところ。
「寒い」⇨「雪」⇨「ボード」
そこでお客様が「ボード」に食いついたからタテ軸の会話の深さ。
「ボード」⇨「岐阜」⇨「温泉」
の様なイメージです。
このタテ軸ヨコ軸の概念があるのとないのとでは会話の方向性や盛り上がり方が大きく変わってくるかと思いますし相手が興味がある事を引き出す時間も断トツで早くなります。
興味を引き出す時間が早くなるという事は関係性を作るスピードが早くなるという事ですし「この人とまた話したい」と思ってもらいやすくなるという事。
まとめると
人間は多くの方が人見知りだと思っているが周りから見るとそうでもない事がほとんど。
人見知りをしなさそうなアメリカ人でも7割は自分の事を人見知りだと思っていると聞きました。
という事は人見知りなのではなく自分のコミュニケーション能力はまだまだだと思っているという事でそういう方の方が伸びしろがあるという事。
会話がうまくいく秘訣は会話のタテ軸とヨコ軸を意識するという事。
・会話のタテ軸は「深さ」
・会話のヨコ軸は「バリエーション」
だそうです。
この考え方を持っているか持っていないかで相手と関係性を作れるスピードが格段に変わってくる大事な考え方。
そんな事を勉強したのでブログにしました。
この本の内容をちょこちょこ紹介していきます。
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